※ 「今月の衛星画像」 2019年のテーマは Google Earth Engine で変化を追う です ※
 Vol.21
−06    2019年06月号

キリマンジャロ」

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS
衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSAT
の場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。またLANDAT8画像については産総研のサイトも利用しています。
SPOT
の場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。
2019年はGoogle EarthEngineを使用します

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 2019年のテーマは、「Google Earth Engineで変化を追う」です。


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 赤丸は画像の位置を示す    
  アフリカ東部、標高5895mを最高点とする、ケニアとタンザニア国境に位置するアフリカの最高峰である。最高点(キボ山(5895m))とマウェンジ山(5149m)の2つの山頂がを持ち、両地点は約11km離れ稜線でつながっている。キリマンジャロは、アフリカ大地溝帯が形成された時に地表に噴出した溶岩により形成されたものとされている。
 1848年に頂上に雪があることが記録され、1889年にキボ山の初登頂がなされた。地理の教科書や地図帳には、地球環境問題の章で必ずといってよいほど、この山の氷河の後退や消失が取り上げられる。アフリカで氷河がみられる山は、このキリマンジャロのほかにケニア山(5199m)、ルウェンゾリ山(5109m、アフリカ中部、ウガンダとコンゴ民主共和国の国境に位置する)の3つであるが、それらの氷河は10〜20年以内に消失するという見方もあるようだ。
 Google Earthには、キリマンジャロ山の1984年以降の画像があるが、2000年代に入ると急速に積雪や氷河が占める面積が縮小していくように見える。教科書などでは、地球温暖化の象徴として扱われるが、キリマンジャロ山頂の気温は、100年で0.5℃しか上昇しておらず、温暖化が原因ではないという見解もある。一方で、降水量が100年間で20%以上も減少していることから、降雪量の減少とともに、気温が氷点下となっているため、山頂部の氷が直接昇華してしまい、消えていくといった地域的な要因によるものだという説もある。さらに、これらが複合して氷河が消失するという見解も示されている。
   
 画像1 Google Earth Engine でみた1984~2018年のキリマンジャロ山頂.    
     
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